Jil Sander のデザイナーである Raf Simons が今シーズン目指したものは相対する文化の融合。フューチャリスティックなテクニカル・ファブリックをテーラーリングウェアに大胆に使用、中でも私達が特に注目したのはアーティサナルなクローシュセーターでした。それらは Jil Sander のコレクションにおいても気取らず、Raf の自由な発想が表現されています。

更に注目すべきはチェストバッグ、今シーズンのランウェイの中でも特に際立っていたのがパイソンプリントが施された iPad ケース。ただ目を引くだけではなく、機能性もカバーした独創的なアイデアが詰まっています。

70年代ルックから着想を得ているタイトシルエットのスウェードジャケット、80年代ルックから着想を得ているシェブランプリントシャツ、対照的な2つの時代を Raf が持つアイデンティティによって調和しながらデザインに落とし込まれています。引続き注目に値するデザイナーである事を証明したような素晴らしいコレクションです。

またキャットウォークでは披露されなかった日常のステイプルとして活躍するニットウェアや、オーバーサイズのTシャツ・コレクションも今シーズンは非常に素晴らしいものでした。

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